宮城県角田市にある、曹洞宗・長泉寺です。いち早く環境ISOを取り入れ、環境活動を推進しています。

令和5年5月31日・・・晴れ

「てんごく」と「テンゴク」  (令和5年4月22日)

    おはようございます。
 

    新型コロナウィルス感染症のパンデミックが始まってから早くも3年が経ちました。「新しい生活様式」、「緊急事態宣言」、「ワクチン接種」といった言葉が登場し、その間に角田市では2年連続で大きな地震に見舞われました。新型コロナウィルス感染症と地震に振り回されたあっという間の3年間でした。

 

    このパンデミックも報道では収束する方向に向かっているようですが、5月にはインフルエンザと同等の扱いになるとされています。しかしながら、まだ治療薬が確立されておらず、感染症対策はこれまで以上に継続する必要があると思われます。

 

    さて、以前にも述べましたが、多死社会を迎え、毎日のようにご葬儀が執り行われていますが、最近その中で気になることがあります。皆さんが故人を偲び、多くの弔辞が読まれます。(弔辞は、仏式の葬儀において亡くなった方の冥福を祈り、また、遺族の方々に対して慰めや励ましの言葉をかけるためのものです。)その中で、「天国で~」「天国へ~」という言葉が非常に気になりました。

 

    仏教では、一般的に天国は無く「 浄土 (じょうど)」という概念が存在します。浄土とは、仏教において、穢れや苦しみから解放された 極楽浄土 (ごくらくじょうど)という、快楽の極致を語る理想郷的な世界のことを指します。浄土は、 阿弥陀如来 (あみだにょらい)が開いたとされる「 西方極楽浄土 (せいほうごくらくじょうど)」が代表的です。極楽浄土は、善根を持ち、阿弥陀如来を信じる者が生まれる世界で、苦しみのない快楽に満ちた世界です。ですから、弔辞で使うならば「天国」ではなく「浄土」がふさわしいのではないかと思います。

 

    話は変わりますが、「てんごく」と言う言葉では一般的に「天国」が連想される事と思います。しかし同じ「てんごく」でも「典獄」という連想をされる方は殆ど居られないと思います。この典獄、広辞苑によると

 

    1 監獄の事務をつかさどる職。また、その人。

 

    2 旧制の、監獄の長。監獄の事務をつかさどり、部下職員を監督する奏任官。現在の刑務所長にあたる。

 

    と有ります。

 

    私がこの「典獄」と言う言葉を知ったのは、破獄(吉村昭 著)の実際の事件を元にした、無実の者が脱獄を繰り返す刑務所を舞台としたドラマでした。(1985年にNHKで放送されました)このドラマにおいて囚人役の緒形拳と典獄役を演じた岡田英次さんとの対峙シーンなどが今出も強く心に残っています。

 

    ちょっと話がずれてしまいましたが同じ発音でも全く違う言葉がありますので皆さんご自分でお調べ下さい。

 

    失礼いたしました。

 

 

 

    ※今、メディアで頻繁に出てくるChatGPTに「典獄の意味を教えて下さい」と聞くと以下の答えが返ってきました。(真実かどうかは調べないとはわかりませんが)

 

    「典獄」とは、古代中国において、国家権力が司法を担当する制度を指します。典獄は、大官(大臣や宰相)が責任者となり、下級官吏を任命して裁判を行い、刑罰を決定する制度でした。この制度は、唐や宋などの中国の王朝期において発展し、日本にも影響を与え、奈良時代の大宝律令や平安時代の令制国家においても、典獄という制度が導入されました。

 

    典獄は、権力者による裁判制度であったため、不正な判決や権力の乱用が問題視されることがありました。しかし、同時期の中国の刑法制度は、私刑や復讐などが蔓延する混沌とした状況にあったことを考えると、国家が司法を担当する典獄制度は一定の秩序を維持するうえで必要なものであったと言えます。

 
 
 

 

今回はミネ幼稚園のお友だちが書いた「がんばりたいこと」です。
 

    
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2023.5.31
2023.3.15

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2022.11.23
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2022.3.31

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2022.3.21
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2022.3.16

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2022.3.2

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2021.07.14
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2019.8.28

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