宮城県角田市にある、曹洞宗・長泉寺です。いち早く環境ISOを取り入れ、環境活動を推進しています。

令和3年1月20日・・・晴れ 令和3年1月20日・・・晴れ

火の用心  (令和3年1月7日)

    あけましておめでとうございます。
    みなさまおそろいで、よい春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
    今年はうし(丑)年。水牛に乗る六足の忿怒形の明王「大威徳明王」のお出座しを願いたい年でもあります。この明王は、あらゆる災いに打ち勝ち、平安時代以降、戦勝祈願のための本尊としても信仰されました。
    今年は、年始めから首都圏を中心に新型コロナウィルスの感染者が急増し、本日には昨年の四月以来二度目となる「緊急事態宣言」が発出されました。宮城県においても感染者が増加傾向にありますが一日も早く感染者の増加が収まることを願っています。ですから、どうか大威徳明王さまの御出座を願うばかりです。

    さて、江戸時代のものに「火の用心カルタ」という48枚のカルタがあります。それを見ると、防火に対する毎日毎日の注意、気配りの大切さを訴えているのが分かり、そこから家庭円満・商売繁盛が育つと示唆しています。

    なぜ「火の用心」の注意が家庭円満、商売繁盛にまでなるのでしょう。それは「気配り」という力があり、それは周りの状況をよく観るからです。よく観ればよく考え、従って智慧と優しさが育ちます。
    気配りをしていれば家族の顔色や心の動きも見え、考え深くもなります。子どもがいじめに遭い、あるいは反抗し、夫婦に心の隙間ができてくる時も気配りの智慧と優しさで相手の顔がよく見えれば、おのずと家内円満・身体健全になると説いています。「火の用心」という毎日の気配りをすることによって、その智慧と注意力が育つのです。以上、江戸時代の先人達の智慧に学び、脚下照顧したいものです。
    これから寒さが一段と厳しくなります。健康第一、コロナに用心、火の用心でお願いします。ご尊家皆様方の益々のご健康とご活躍、ご繁栄、ご発展を心よりお祈り申し上げます。
    「臥牛門」の復元完了と、臥牛舘主でもあり角田邑主の石川昭光公「四百回忌法要」がこのウシ年に行われるのも何かのご縁かと感じております。

 

 
 

長泉寺住職
奥野 成賢

 
  

今回は、ミネ幼稚園のおともだちの描いた「ののさま」です。